今日は育児話です。これから出産に向けて、パパの育休をどうしようと考えている方、特に共働きの方に読んでもらえたらと思います。
先にヨメコの意見をいうと、パパの育休の取得に「賛成」です。特に初めての子どもの出産の際には長期で取得すべきと考えています。
我が家では長女、次女のときに、ともに出産時にダンナが3ヶ月の育休を取得しました。なぜパパが育児休暇を取るべきなのか、そこを掘り下げました。
育児休業取得者の割合情報
一般的な話としてどのくらい男性が育児休業を世間では取得しているのか。厚生労働省の「雇用均等基本調査」でその取得率は確認できます。
※それぞれ調査年度の関連資料にある「概要 全体版」の育児休業制度の項目に記載があります。
記載時点で最新の「令和元年度雇用均等基本調査」-「育児休業取得者の割合(p.22)」から抜粋すると以下となっていました。
女性:83.00%
男性: 7.48%
国の施策として男性育休取得者を増やそう、という動きの結果からなのか、年々取得率自体は高まっているようには見えており、取得率が高まっていること自体はよろこばしいことではあるかと思います。
反面、よく耳にする話は「1日だけ」「1週間だけ」と男性の育児休業については短期なことが多いです。企業として国の施策として形だけでも則っていく必要があるため、男性の育児休業取得率を上げることを目的として推奨しているような面もある気がしています。
なぜパパに育休を取ってもらいたいと思ったか
ヨメコの子育てに対する基本的な考え方として「夫婦2人の子供だから」できる限り夫婦で育てていきたいということがあります。
夫婦2人の子どもであるということに対しては「当たり前」という考えを持っている方が多いと思う反面、育児としてパパ・ママが平等に分担できているご家庭は少なく、どちらかというとママに偏りがちかと思います。
その根底にパパ側に育児はママがやればいい、ママが主体となるべき、という考えが少なからず存在しているのではないか、という考えがどうしてもよぎってしまうことがありました。
ママは産休から出産を経て育児休暇を約1年間とるのに対し、パパは出産前後でお休みしたとしても、その後は通常どおり仕事をする日々だったとしましょう。赤ちゃんと過ごす時間はパパとママ、どちらが多くなりますか。
その時点でママが育児の主体となっていく、そのレールが敷かれ始まっているのではないでしょうか。
赤ちゃんと過ごす時間は同じにしていきたい、パパも主体性を持って育児に取り組んでもらいたいと考えたときに、パパにもできるかぎり長く育休をとってもらいたい、そう思いました。

夫婦2人の子どもだからこそ、子育て(育児)もいっしょにしたほうが楽しいよね
里帰り出産に対する意見
里帰り出産するべきか?
この問に対して、前章の考え方を読んでいただけば明白かもしれませんが、里帰り出産については反対派です。里帰り出産だと赤ちゃんとパパがいっしょに過ごす時間がなくなり、赤ちゃんとの生活が始まらないからです。(パパとママいっしょに里帰りするならアリです)
育児は赤ちゃんが産まれた瞬間からスタートし、その生活リズムはガラッと様変わりします。赤ちゃんが泣くごとに、おっぱい?おむつ?だっこ?かまってほしいだけ?となにをしてほしいのかを必死に読み取りつつ赤ちゃんをあやし、ようやく寝たかな…とおもってお布団に置こうものなら、「なんで置くのーーー!」と言わんばかりにまた泣きます。その繰り返し…。
特に最初の1ヶ月については3時間おきの授乳が待ち受けており、もはや余裕なんてなくなります。
里帰り出産の場合、パパにとっては赤ちゃんとの生活がなかなか始まりません。里帰り出産から自宅に帰る頃にはママが育児をある程度できる状態になっているのに対し、パパはここから初心者スタートです。そうなってくると、パパに赤ちゃんをなかなか預けられず、赤ちゃんにとってもパパは嫌だと泣いてしまい、ママモード突入!となっていくことも考えられます。
だから、里帰り出産には反対しています。
育児内容(新生児のとき)
新生児の際に発生する育児内容はこれだけあります。表にまとめるとそんなに大変そうには見えないですが、その発生頻度は高いため、なかなか余裕はうまれてこないかと思います。でもだからこそ、ママとパパが協力しあい、育児に取り組む必要が出てきます。パパができないものは「授乳(母乳)だけ」です。
育児内容 | ママ | パパ |
---|---|---|
授乳(母乳) | ○ | ✕ |
粉ミルクづくり、飲ませる | ○ | ○ |
哺乳瓶の洗浄 | ○ | ○ |
オムツ替え | ○ | ○ |
抱っこ | ○ | ○ |
家事 | ○ | ○ |
我が家では1人目のときから、パパにもいっしょになって取り組んでもらい、授乳以外はできるようになりました。2人目のときには長女が保育園に通っているため、その朝の支度等もやってもらっています。その結果として我が家にはパパではなく、ママが2人いるような状態です。
さいごに
パパとママ。子育てにおいて男性と女性という壁は少なからずあります。ただ、そんな中でもその壁を低く努力していくべきだと考えています。
これから出産される方に言いたいことは、パパが育児に参加しなさそうなタイプである場合、”パパも育児ができる”と思わせることが重要で、その環境を作ることを意識していくだけでママだけ育児への道はだいぶ遠のきます。
その環境作りとして、パパとママがともに育児休暇を取得し、育児スタートのタイミングを同じすることをオススメします。



女性はママになるきっかけとして出産があるけど、男性はパパになるきっかけがないから、そのスイッチが遅いと言われているのよ。パパスイッチをママが押しに行ってあげるくらいの気持ちでもいいのかも。
パパとママでいっしょに子育てを楽しみましょう。