【初心者向け】スマートホームの基礎知識【入門】

こんにちは。最近はぜんぜん更新をしていなかったダンナですが、ヨメコに触発されて更新しようと思います。
テーマは「スマートホーム」です。
意外とスマートホーム化しているひとは未だにすくないと感じるこの頃。この記事をみて始めてみませんか。

パンダくん

スマートホーム化すると、もはや手放せないよ。

目次

スマートホームって?

スマートホームとはおうちにある家電やデバイスをネットワークにつなぐことによって、生活空間をより快適にするものです。いわゆるIoT(Internet of Things)の技術をおうちに適用したようなものです。

たとえば、「テレビの電源をONにする」という行動は分解すると「リモコンを見つける」「リモコンを取りに行く」「電源ボタンをONにする」といった動作が必要になりますが、リモコンがどこにあるのかわからない、リモコンを取りに行くのが面倒といったことが起こりがちです。
これがスマートホーム化しておくと、スマートスピーカーに「リモコンをつけて」と言うだけで「テレビの電源をONにする」という行動が実現できるようになります。

このように、日常で発生する行動をより手軽に、場合によっては自動的に実現することができるのがスマートホームにすることでうれしいことの1つかと思います。

ほかにも外出中にエアコンをつけておくことや、家に誰かが入ってないかチェックするなど、やり方しだいでさまざまな事ができるようになります。

おじいちゃん・おばあちゃんや病気や怪我で体を動かせない方のためにスマートホームを導入することもオススメです。

スマートホーム導入前に整理すること

スマートホームを導入するにあたっては、実現したいを思い浮かべることから始めましょう。実現したいことが明確であれば、デバイスを買ったもののもてあます…なんてことは防げるはずです。

思い浮かべたらその実現したいことに対して3つ整理しておくとスムーズです。

  • 条件:どういうときに?
  • 対象:なにを?
  • 動作:どうする

例えば、「朝7:00(条件)」に「照明(対象)」を「ONにする(動作)」といった感じです。
これに対してどう実現できるの?を考えていくのがスマートホーム化する点における醍醐味となります。

スマートホームの構成

おうちをスマートホーム化するにあたって、どんなものが必要となってくるのか、どう接続するかについてそれぞれ説明します。

前提条件

前提条件としては「無線ネットワーク環境があること」です。スマートホーム化するためには後述のスマートスピーカーやスマートリモコンなどを通信ネットワークとして繋ぐ必要があるのですが、そのほとんどが無線LAN/WiFiであり、有線LANには対応していないものがほとんどです。
おうちの好きなところにデバイス類を配置していくにも無線ネットワーク環境を用意してあることが前提となります。

また、スマートホームの設定をするのにスマートフォンアプリで実施することがほとんどなので、スマートフォン(iOS/Android)があることを推奨します。(PCから設定可能なものはごく一部に限られます)

スマートホームの登場人物

スマートホームでよく出てくる登場人物は3つあります。これらの3つが連携することでスマートホームを実現できます。

  1. スマートスピーカー
    会話したり、音楽を聞いたり…とAI機能が備わったデバイスです。スマートホームにおける役割としては声で操作できることかと思います。
    代表例はAmazon Echo、Google Home

  2. スマートリモコン
    テレビやエアコンなど、赤外線リモコンの情報を学習することでリモコンを統合してくれるものです。スマホアプリやスマートスピーカー連携するその利便性を強化できます。独自のセンサー(温度、湿度、GPS連携など)を搭載しているものやメーカーとして独自デバイスと連携するなど製品ごとに特色があるため、スマートホームを考えるうえでは肝になってくるものです。
    代表例はNature Remo、eRemote、Swichbot

  3. 家電・デバイス
    スマートスピーカーやスマートリモコンの指示を受けて動作する操作対象です。最新家電であればスマートスピーカー対応している製品もありますが、対応していない家電を操作するにはスマートリモコンやスイッチを押すなど特定の動作を行うデバイスが必要となってきます。

無線規格に則った「RFリモコン」で操作する家電の場合は要注意。家電自体がスマートスピーカー連携していれば問題ないですが、記載時点でRFリモコンに対応したスマートリモコンは発売されていないため、スマートホームのような使い方は難しいです。

現時点ではスマートホームのような使い方を念頭において家電を購入する際には赤外線リモコンで操作するものを購入するようにご注意ください。

家電・デバイスとスマートスピーカー or スマートリモコンの接続

登場人物3つであるスマートスピーカー、スマートリモコン、家電・デバイスの接続構成について接続していくかという点です。実施する内容は多くて2つです。
①動かしたい家電・デバイスをスマートスピーカー or スマートリモコンに接続する
②スマートリモコンをスマートスピーカーに連携する

パンダくん

取扱説明書に接続方法が書いてあるからそれに従ってね

小パンダちゃん

父ちゃん、それ身も蓋もないで…

①家電・デバイスをスマートスピーカー or スマートリモコンに接続する

家電・デバイスの接続先はおおまかに下記の3タイプになるかと思います。

#家電・デバイスの対応製品接続先補足
1スマートスピーカー対応スマートスピーカー製品によっては独自の設定アプリに登録して接続します。
2スマートリモコン対応スマートリモコン主にはスマートリモコンのメーカーが発売している製品です。
3赤外線リモコンスマートリモコン#1,2以外の赤外線リモコンで操作するものが対象です。
赤外線リモコンを学習して接続します。
家電・デバイスの接続先

#1の補足について、例えば「+Style」や「Kasa」、「Meross」といったスマホアプリで設定する製品があります。設定にひと手間かかりますが、独自にスマホアプリとして用意することで詳細な設定をできるものとなります。

スマートスピーカー対応製品においても、設定するためのスマホアプリは統一できるように製品選びをすることをオススメします。
照明は「+Style」対応の製品、スマートプラグは「Kasa」対応の製品など、異なるスマホアプリに対応しているものを購入してしまうと混乱しがちです。

②スマートリモコンをスマートスピーカーに連携する

①でスマートリモコンに家電・デバイスを接続した場合に、その先としてスマートリモコンをスマートスピーカーへ接続することができます。この利点は声で操作できるようになることです。

スマートリモコン単体でも時間を指定して動作させることや、温度が上がってきたら動作させるなど、自動実行する内容については設定できます。
ただ、任意のタイミングで実行するには、いちいちスマホアプリを起動して操作して…と面倒な操作になるため、自分で直接家電を操作したほうが早い、となりがちです。

この任意実行に対する解決が「このスマートリモコンをスマートスピーカーに接続する」ことで、声で操作可能にすることです。「アレクサ、〇〇して」「OK Google、△△して」と言うだけ実行できるようになるため、リモコンを探すしたり、スマホアプリを操作することから開放されます。

スマートホーム構成図

最終的にそれぞれ連携した場合、以下のような構成になります。

スマートホーム構成図

【赤矢印】は家電・デバイスをスマートスピーカへ接続した場合、
【黃矢印】は家電・デバイスをスマートリモコンへ接続した場合、
【青矢印】は黄矢印の状態のスマートリモコンをさらにスマートスピーカーへ接続した場合です。

新しい家電やデバイスを購入した際にどこにどう設定すればよいかを把握するためにも、このような構成になっていることを理解しておくと良いかと思います。

おわりに

今回はスマートホームの基礎知識として説明として製品ごとの詳細な仕様なんかはポイッとして、考え方を整理したものです。実際スマートスピーカーとスマートリモコンについては設定していくうちに「あれ?どこに何を設定するの??」となることもありました。
実際に試してみることがはやいかと思いますが、「???」に対する助けになれることを願っています。

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